健康全般

ヨガの起源と仏教(禅)

※編集中 未完

ヨーガの原点 

ヨーガの伝統は五千年以上も続いていますが、約二千年前にヨーガの父と言われているパタンジャリ老師のヨーガの経典(ヨーガスートラ)がヨーガの発祥とされています。この神聖なサンスクリットのテキストは196の格言が四つの章に分けてあり、8階段のヨーガを説明しています。(アシタンガの図1)ヨーガスートラは人々が目的のある充実した人生の過ごし方を教えてくれます。ヨーガの発祥はヨーガスートラ以前と言われ、ヒンズー教の神、シバが初めてのヨギ(アデイヨギ)で妻のパルバッテイが初めてのヨーガの生徒と言われています。シバは意識と知恵の象徴であり、パルバッテイはクリエーテイブエネルギー(シャクテイ)の象徴を表し、男女のエナルギーが一つになる事で人間が完成する事を表しています。この意味合いはヨーガを通して我々の中で作り上げられるバランスも象徴しています。現在でもヨーガスートラと、もう一つのヒンドゥーの経典、バグバヴアダギータ、がヨーガの心見と人々の性格を変え続け、多くの自己改善の本のインスピレーションになっています。 

国連が2015年に6月21日を国際ヨーガの日と認定したのは世界中でヨーガが 人々を健康と幸せに導く事を認められている証しです。現代科学により、ヨーガのメリットが証明され、このことにより、ヨーガの人気は国境、宗教のバリアーを超える事ができました。西洋医学もヨーガにより身体、メンタルそして精神的な病気が改善される事を認めるようになりました。

現代医学とヨーガ 
現代医学と補完的な関係であり、社会の全体的な健康を養う事が出来ますが、アプローチに違いがあります。その違いは西洋医学とヨガの道の健康の意味合いにあります。英語で健康と言う言葉の意味は「病気や怪我が無い状態」の事を表しています。これに対してサンスクリットの言葉、スワスタ、は、「自分の中に確立をする」と言う意味があります。従って、西洋の意味合いでは、人が怪我や病気さえしなければ、健康である事です。これは否定形の意味合いであり、身体の状態だけを表し、人の心や体内のアンバランスによって病気が起こる可能性を無視しています。この西洋の意味と反対に、スワスタは問題の根本を追求し、病気の症状だけを治療しようとはせず、その人を総合的に診断します。簡単に言えば、西洋医学は患者の症状を一時的に薬で抑えがちですが、ヨーガは体と心と精神を一体化させ、バランスを作る事によって、自分自身で病気を直せる状態に持っていく健康法です。

ヨーガの道と規律 

ヨーガの道を進もうと決心した生徒はヨーガの規律を守る硬い決意が必要です。毎朝一時間のアサナ(ヨーガの動き)、プラナヤマ(呼吸法)と瞑想によって徐々に性格が変わってきます(コシャの図2)。就寝前にその日の出来事を振り返る事によって、自分自身の行動に対する意識を高める事が出来ます。ヨーガスートラの第一行目に「アタヨーガヌシャサナム」と書かれています。「アタ」は今、「アヌ」は原子、そして、「シャサナム」は支配と言う意味です。我々は我々自身の体を原子レベルまで支配し、責任を取る必要性がある事を表しています。ここが西洋医学とヨーガの一番の違いです。ヨーガの規制を守り、毎日心に留めながらの生活を送る事によって、病気や怪我を予防し、自信を持って人生のチャレンジに立ち向かっていく事ができるのです。ヨーガを通して、自己責任感を学びますが、現代医学は健康管理の責任を医者や薬に任せてしまいます。ヨーガによって体内のバランスが整いプラナ(普遍的生命力とエネルギー)が体に流れ、身体と心の健康を養ってくれます。しかし、現代医学に頼らなければいけない場合もあります。そんな時にも、プラナの流れを良くしている事によって、薬の効果アップになり、早い回復に繋がります。


ヨガとは?

パタンジャリは、ヨーガは「ヨーガチッタヴイリッテイニローダ」と言いました。「ヨーガは心の揺らぎを除く」と言う意味です。「チッタ」は心、「ヴイリッテイ」は揺らぎ、「ニローダ」は除くと言うサンスクリットの言語から来ています 。ヨーガは心を洗い、感情や思いを取り除く事です。瞑想を通して、心を静かにし、本当の自分を知る事が出来ます。徐々に性格を変え、体内バランスを整えていく事により、我々は細胞レベルから変わっていく事が出来、血流とエネルギーの流れをポジテイブに変えていく事が出来ます。人間の細胞は七年に一回新しい物に変わるのは科学的に解明されています。血液が体を一周するのに23から60秒かかります。プラナは血流によって運ばれ、どの細胞にも自然なバランスを整えます。プラナの流れがと出される事によって、人は病気になります。アサナを通して血流を良くし、そして体を伸ばす事によって体内に隙間を作りプラナが体中に運ばれる助けをします。それに足し加え、プラナヤマ(呼吸法)によりプラナが体の隅々に送られ、体、心と感情のバランスを保ちます。血流が早すぎると、無駄 に疲れてしまったり、老化上昇 に繋がります。ヨーガは呼吸をコントロールし、心をリラックスさせる事によって、体の働きをゆっくりさせる事が出来ます。体がリラックスしてなければ体の回復と心の癒しにはなりません。現代の運動はヨーガほど心も体もリラックスさせてくれるものはありません。現代医学は患者をリラックスさせるために睡眠薬を処方ひます。これにたいして、ヨーガは人が自分自身で回復しやすい体と心を作り上げます。自分自身の中に平成な状態を作り上げるには規制と努力が必要ですが、自分自身を知り、人生の目的を持ち、あらゆるチャレンジに向かっていく事ができます。多くのヨガの生徒たちがヨガはアサナだけだと勘違いしています。このような、間違ったヨーガの理解は先生の責任です。アサナはプラナヤマに向けての準備運動にしか過ぎません。プラナヤマこそが体と心を深くリラックスさせる事が出来るからです。ヨーガの生徒は良い先生を探す事が大切です。ヨーガを総合的に教え、生徒のコシャの不均衡を診断出来るような先生から教わるのが理想です。 
ヨーガの訓練を通して、自分自身の意識を高めるのが大事です。平均の人は自己意識の70—75%が体、20—25%が心、4%が感情、そして、1%のみが本当の自分の精神にいきます。このつかの間でしか過ぎない、とても尊い自分の精神への意識がある時が自分に宿る神と繋がっている時です。この一瞬が自分の想像力と信心のみなもとです。「神」は孤立しては存在しないが、聖なる行いに存在する。ヨーガを通して、自分の細かい資質までコントロールし、良く知り、神聖さを世の中に広めるのが目的です。ヨーガマットの上で長時間過ごしても周りの人に気遣いをせず、嫌な思いや迷惑をかけていてはヨーガの道を歩む意味がありません。ヨーガは体験研究でもあり、自己内省でもあります。まずは、体を動かす規制から始め、それから、呼吸をコントロールし、そして最終的に心を管理する、人間を進化させるためのヨーガです。ヨーガを通して徐々に良い変換をしていく我々は、ヨーガの親善大使になり、他の人々のために尽くさなければいけません。
「現在の社会はヨーガを必要とし、明日の社会の文化となる。ヨーガは、いずれ世界文化として根強く広がり、そして、未来の出来事の方向性を変えていく 。」— スワミ サテイアナンダ サラスワッテイ、ビハール ヨーガ学校 (The Bihar School of Yoga)