健康について

機能性表示食品それとも処方?

▼機能性表示食品は効果があるのか?究極は医者の処方か?

機能性表示食品にはエビデンスがついていますが、それはどこまで信用して良いのか。

保健機能食品には、3種類のグループがあり、

一つは栄養機能食品。
「栄養機能食品」とは、特定の栄養成分の補給・補完のために利用してもらうことを趣旨とした食品のことを指します。
含まれる栄養成分が設定された上限値・下限値の範囲内であれば、国への許可申請は必要なく、厚生労働大臣が定める基準に従って表示ができるものです。現在は、ビタミンやミネラル等、計20種類の栄養成分が対象です。

それから特定保健用食品(トクホ)。消費者庁の許可を受けて、一定の効果効能を表示して売ることができます。
消費者庁の定義によれば「許可等を受けて、食生活において特定の保健の目的で摂取をする者に対し、その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をする食品」とされています。商品には「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」という文言の表示が義務付けられています。まずは日常の食生活を見直し、バランスのとれた食事をとることが何より大切なことがらであることは忘れてはならないのでしょう。

機能性表示食品は一番新しく出来たカテゴリーで、企業の責任で機能性を表示して販売します。ビタミンやミネラルが含まれている栄養機能食品は地味なので、どの企業もそんなに宣伝に力を入れません。機能性表示食品はバンバン広告を打つので、派手で目立ちますよね。ただし、機能性表示食品は医薬品ではないので、「機能性」と言っても病気の人のデータは根拠として使うことができません。健康な人のデータしか使えないので、効果効能がファジーなものしか出せないのです。「病気が良くなります」という尖ったスタディをつけると、「それって薬でしょ?」という話になり、機能性表示食品に該当しなくなってしまうので。

だから、よく芸能人がCMに出てきて、「長年の悩みが改善されたと思います(※これは個人の感想です)」というような、非常にフワッとした説明になるわけです。

とは言え、機能性表示食品そのものは悪いものではありません。逆に素晴らしいと思う点は、その商品がどういう根拠に基づいて作られているのか、開示義務があることです。その企業がどれくらい真面目に作っていて、どんな効能があるのかは、買う前に消費者庁のホームページを見れば確認できます。このページのトップ画像もオープンにされている一例です。

ただし、体調が悪いなら、機能性表示食品よりも、基本的な栄養であるビタミン&ミネラルを優先して摂取すべきだとは思います。ビタミンやミネラルは、車に例えると、ガソリンやタイヤ、バッテリー、オイルなど、車の性能を支える根幹のパーツに当たります。ガソリンがなかったり、タイヤがパンクしていたりしたら車は走れません。

機能性表示食品はカーステレオや、キャリア、カーナビのようなもの。あればいいけど、車の基本的な性能としては無くても構わないですよね。機能性表示食品に頼るということは、何か心身に悩みがあるということ。そうであれば、機能性表示食品よりきっちり効くものがあります。医者の処方ですね。